会社やテナントビル、マンションなど一般的なビルの排水管を理解していますか?今回は東京や神奈川、千葉、埼玉など関東で水道周りのトラブル・修理をしているニコニコ水道がビルの排水管の仕組みや、排水管がつまった時の例や現象、そして、対処法についてご紹介させて頂きます。

ビルの排水管の管理をするときに知っておきたいこと

東京でビルの排水管つまりが起こったときの対処法を解説!【マンション・テナントビル】
ビルの排水管を管理するにあたってまずは排水管の仕組みをよく理解しなければいけませんよね。まず初めに、基本的な排水管の仕組みをご紹介します。

ビルの排水管の仕組み

ビルの排水管は、PS(パイプシャフト)と呼ばれるところから上階まで上がっています。そして、各階で、分岐しさらに各テナントで分岐しそれぞれの、トイレや洗面、キッチンなどの排水をとっています。PS内の排水管を「主管」各階、各テナントへの排水管を「枝管」と呼ばれています。
また、排水管と言っても、「汚水配管」「雑排水配管」の2種類ありますので、PS内には排水管が2系統あるということになります。
ちなみに、どのビルでも、PSには排水管の他に、給水配管(水道)や給湯配管(お湯の配管)、ガス配管なども一緒に入っていることがほとんどです。

ビルの排水管の種類

汚水配管

汚水配管とは、主にトイレに接続される配管のことを汚水配管と称します。
大便器や、小便器の排水管のことですね。
基本的に汚物等の、固形物を流す配管です。

雑俳配管

雑排管とは、先ほどご紹介した、「雑排水管」と同じなのですが、手洗いや、キッチン、お風呂や洗面所などの排水管が接続されている排水管の系統です。
汚水管と比べてもらうとわかるように、基本的に固形物は流れません。そのため、汚水配管よりも、雑排管の方が少し細いパイプを使われることが多いです。

雨水配管

雨水配管とはその名の通り雨水を受けて外に放出する配管の系統のことを称します。ビルの雨水配管は、建物自体が大きいので、雨水配管自体も、普通に住宅などに比べると大きい配管になってきますね。

ビルの排水管がつまるとどうなるの?

万が一、ビルの排水管がつまったらどうなってしまうのか。どんなトラブルが待っているのかということを少しご紹介させていただきます。
またよくある事例もいくつかご紹介します。

ビルの排水管はつまりやすい?

ビルって他の住宅や建物に比べると、たくさんの人が入っているし、たくさんのテナントも入っているので、他の建物に比べると排水管が、つまりやすいんじゃないの?とよく聞かれたりします。実際どうなのかと言うと、そんなことありません。他の建物と比べて、たくさんの人や、テナントが入っている分、その分だけ排水管も太くなっています。ですので、ビルの排水管はつまりやすい?と言う答えは、NO!と言うことになります。

ビルの排水管がつまってしまった場合のトラブル

ビルの排水管がつまってしまうとどのようなことになるのでしょうか?またどんなトラブルがあるのでしょうか?
いくつが事例をご紹介させていただきます。

雨水管がつまって、外のマンホールから水が溢れ出してきた!

これは、大雨の影響で、雨水管の中に大量の雨と泥が入り、雨水管をつまらせてしまうと言うことがありました。ビルなどの雨水管、排水管は住宅などの配管と比べると太く、大量の水が入ってきます。かと言ってつまりやすいと言うわけではなく、スケールが大きくなったと言う感覚ですね。
ですので、万が一雨水配管がつまってしまうと、ちょっとした災害みたいな水が、マンホールから溢れかえってきます。

テナントビルにおける共用トイレのつまり!

テナントビルによって、共用トイレがあるビルも多いのではないでしょうか?共用トイレをつまらせてしまうと、自分のテナントの他に、他のテナントの方達にも迷惑をかけてしまいますよね。トイレが使えなくなると、とても不便で、皆さんストレスに感じてしまうのではないでしょうか?その時のつまり原因は、女性の生理用品をトイレに流したことによるつまりでした。ちゃんとゴミ箱に捨てれば、つまることなんてなかったですよね。共用トイレを使用する際は、ちゃんとキレイに使いましょう。

男子トイレ、女子トイレ、全てのトイレがつまった!

これはビルに限らず、大きい建物にもある事例なのですが、汚水管が根元の方でつまってしまうと、全てのトイレが流れなくなります。そのため、全てのトイレから水が溢れかえっていると言う悲惨な事例もあります。ちなみに、これを解決した方法は外の汚水マスからの高圧洗浄による汚水管内の洗管で解決しました。ただしつまりを解消するのに半日ほどかかり、ビルの人たちは、半日トイレを使用できないと言うストレスに悩まされていました。また、トイレから水が溢れかえっていたのでトイレの清掃にも時間がかかってしまいますよね。

雑排水管がつまって、共用の湯沸室が使えなくなった!

みなさん、湯沸室のミニキッチンなどはよく目にすると思いますが、そのミニキッチンがつまってしまうと、洗い物もできませんし、お湯を作る事もできません。ましてや共有の湯沸室になりますと、他の人にも迷惑がかかってしまいますよね。万が一のケースを考えると、それを原因にトラブルになってしまう可能性もありますよね。つまり原因は、ゴミの溜まりすぎによるつまりでした。共有のものになりますと、誰が掃除するとか決まってないので、あまり掃除されないイメージですね。なるべく掃除を心がけて、つまらないようにキレイに使いましょう。

ビルの排水管がつまった時の対処法

万が一ビルの排水管がつまった時の対処法を少しご紹介します。冷静に対処していただきたいので、是非参考にして見てください。

すぐに管理会社に連絡!

まず初めにしていただかなければいけない事は、管理会社にすぐに連絡をする事!です。放っておいてもつまりは解消されませんし、なるべく早く、つまりを解消したいですよね。
管理会社に連絡すると、管理会社から業者に連絡し、すぐに対応してくれます。
※稀に、業者の都合がつかない場合は少し時間がかかる事もあります。

持っておいた方が良いもの

1.ラバーカップ
ラバーカップはトイレのつまり解消に用いる工具です。使用方法は、まず、トイレの排水口にゆっくり力強く押しつけます。その後一気に引き抜きます。そうすることによってつまりが勢いよく排水管の中に押し込まれ、つまりを解消できると言う仕組みです。
2.ワイヤーブラシ
ラバーカップなどでつまりが解消されなかった場合に使用してください。使用方法はワイヤーブラシを排水口から挿入していきます。入らなくなるまで挿入したらハンドルを回し、ワイヤーブラシを回転させ、つまりを分解しつまりを解消させる仕組みです。
3.重曹やパイプクリーナなどの薬品
重曹やパイプクリーナーを排水口から入れるとつまりや汚れが分解され、つまりが解消されることがあります。
4.真空式パイプクリーナー
真空式パイプクリーナの使用方法はラバーカップと同じですが、真空式パイプクリーナーはポンプ式ですので、ラバーカップよりも強力につまりを解消させることができます。

ビルの排水管つまりの予防策は?

大切なのは定期的な管理!

定期的な管理はとっても大切ですね。管理会社が定期的に排水管や水道といった水回りのメンテナンスをしっかりしてくれると、とてもありがたいですね。
また、築年数が増えていくにつれ、排水管や水道管の老朽化も進んでいきますので、しっかり管理してくることをオススメします。
1年〜3年に1度のペースで、定期的なメンテナンスが好ましいかと思います。

日々の排水管の清掃!

トイレやキッチン、洗面所の排水を定期的に清掃することで各テナントのつまる可能性は格段に下がります。
各テナントごとにしっかり排水管を清掃していればビル全体が詰まりにくくなりますね。
清掃は、重曹や、パイプクリーナーを排水口に注ぎ、しばらく放置します。
その後に水で、流すと、排水管の中の汚れが分解され、綺麗に保つことができます。
●テナント退去時にチェック!入居前にもチェック!を徹底する
テナント退去時、または入居時に管理会社がチェックすることがとても大事ですね。
管理会社がメンテナンスの徹底をしていただけると助かりますね。
そうすることによって、テナント同士のトラブルも未然に防ぐ事もできます。
是非とも、管理会社に力を入れていただきたいところですね。

特に注意しておきたいテナント業種は?

飲食店

飲食店はとても排水がつまりやすい業種になります。理由がわかると思いますが、やはり油や、洗剤などもたくさん使いますので、他のテナントと比べると、非常に注意しなければならない業種ですね。
もしつまらせてしまった場合、他のテナントにも大きな迷惑をかけてしまう可能性があります。日頃から排水管の清掃、グリストラップの清掃、点検をしっかり行いましょう。
1年〜3年に1度は、業者にメンテナンスをお願いすると良いでしょう。

美容室

美容室も飲食店と同じくらいにつまる可能性が他のテナントに比べると、高い業種になります。やはり、髪の毛はたまるとつまる原因になります。排水管の中で髪の毛が溜まってしまう事は美容室だけではなく、住宅のお風呂や洗面所でもよくある事です。美容室だと住宅以上に髪の毛が排水管に流れる可能性が高くなりますので要注意ですね。日頃から、髪の毛は排水口に流さないと言うことを徹底することが大事ですね。また、日頃から、パイプクリーナーや、重曹などで排水管内を清掃することをオススメします。また、飲食店同様、1年〜3年のペースで業者によるメンテナンス、点検をお願いする事もオススメします。

各テナントにお願いしておきたいこと

水回りの清掃を徹底する

水回りの清掃はなるべく毎日するように心がけてください。
排水口にホコリなどが入って、排水が流れにくくなる原因、または、つまる原因になりかねます。普段から水回りの清掃をしっかりしましょう。

グリストラップを定期的に清掃する

飲食店などのテナントには必ずあると思いますが、グリストラップの点検、清掃を必ず行ってください。グリストラップとは、キッチンや厨房の排水管の途中に設けられるマスで、野菜ゴミや残飯、油分などを分解し排水管に流させない役割を持ったマスです。グリストラップが、つまって排水が流れなくなったり、グリストラップから排水が溢れかえってきたなど、いろいろなケースがあります。日頃からグリストラップを清掃、点検することでつまりなどは未然に防ぐことができます。万が一グリストラップがつまってしまうと、異臭なども発生してしまい、他のテナントとトラブルになってしまうことがあります。そうならないために日頃からグリストラップの清掃を心がけてください。

大きいゴミは流さない

トイレ、洗面所、厨房など水回り全般に言えることなのですが、大きい固形物を排水管に流さないように心がけてください。
特にトイレなのですが、便や、トイレットペーパー以外に、生理用品やプラスチックなどの固形物なども一緒に流してしまおうと、たまに流されてしまう人もいらっしゃるのですが、絶対にやめてください。高い確率でトイレの中につまってしまいます。
またトイレットペーパーの過度の使用はつまる原因にもなりますので注意してください。
トイレの中でつまってしまうと、業者に修理をお願いしなければいけないケースもあります。

髪の毛や、油など余計なものを排水管に流さない

髪の毛は排水管に流れていき、つまらないと言う認識が強いと思いますが、髪の毛はかなりの確率で排水管の中に引っかかってしまうことがあります。
また、油や洗剤なども、排水管の中にヌメリが残り、つまらせてしまう原因になります。
必ず流さないようにしましょう!

テナントビルとマンションで違いはあるの?

テナントビルとマンションの違いは、テナントビルは「商業用建築物」、マンションは「集合住宅」と言うジャンル自体別れています。また、テナントビルは、オフィスビルとも呼ばれることがありますね。

また、マンションはテナントビルに比べて、外壁の塗装遣り替え工事やその他の修繕工事が多いです。やはりたくさんの人の集合住宅になっていることがテナントビルとの違いですね。

共用部と区分所有者の違いとは?

わかりやすい例を挙げると、分譲マンションがわかりやすいですね。分譲マンションには「住戸」と言う区分所有があり、その他のエントランス、廊下、階段、エレベーターなどが共有部になります。
基本的に共有部と区分所有者は比べたり、比較したりするものではありません。

定期的な清掃や点検、メンテナンスを心がけよう!

ビルにはたくさんのテナント、そして様々な業種のテナントが入っています。
各テナントが日々、排水管を気にしながら使っていただくことが大切です。
排水管がつまってしまいテナント同士でトラブルが起きた…なんてこと経験したくありませんよね。そんなことにならないように日頃から各テナントごとに排水管の清掃、点検を心がけましょう。
管理会社にメンテナンスをお願いして見てもいいかもしれませんね。
ニコニコ水道では、急な水回りのトラブルに対応しています。もしお困りの際はお気軽にお電話、または下記問い合わせフォームからご連絡ください!
これからも排水管をきれいに保ち、使用しましょう。